アフタヌーンティーとは?ただのお茶時間じゃない、その奥深い世界
アフタヌーンティーと聞くと、華やかなティースタンドに彩られたお菓子と紅茶を思い浮かべる方も多いかもしれません。でも実は、それはイギリス発祥の「優雅な社交文化」なんです。
19世紀の貴族社会から広がり、今ではホテルやレストランで楽しめる身近な贅沢になりました。お祝い事や大切な人との語らいの時間にもぴったりですよね。
でも、「どれから食べたらいいの?」「服装は?マナーが難しそう…」と緊張してしまう方もいるはず。そんな方のために、今回はアフタヌーンティーの基本的な順番やマナーをわかりやすくご紹介します!

おしゃれなレストランやホテルでアフタヌーンティーしてみたい・・・!
食べる順番は“下から上へ”が基本
伝統的な3段スタンドは、下から順にセイボリー(塩気のある料理)、スコーン、スイーツの並びになっています。
食べる順番もこの順番に沿って、「下段 → 中段 → 上段」と進めていくのがマナー。味覚の流れを考えて、軽い味から濃厚な味へと楽しめるようになっているんです。
ただし、最近は「温かいうちに食べてほしい」という料理もあるので、お店のスタイルに合わせて柔軟に対応するのもOK!
料理別・おすすめの食べ進め方
アフタヌーンティーの流れをより楽しむための「理想的な順番」はこちら:
- アミューズ(小さな前菜)
- スープ(ある場合)
- サンドイッチ・キッシュなどのセイボリー
- スコーン(温かいうちに)
- デザート(軽いものから濃厚なものへ)
- チョコレートなど締めのお菓子
セイボリーは乾燥しやすいので早めに、スコーンはふんわり温かいうちに、デザートは繊細なものから順に…という配慮が、おいしく美しく楽しむポイントです。
スコーンの美しい食べ方、知っていますか?
アフタヌーンティーのアイコン的存在ともいえるスコーン。マナーの中でも、意外と知られていないポイントがあるんです。
- ナイフで切らない:スコーンは手でそっと割ります。ナイフを使うと潰れてしまうことも。
- 食べる分だけ塗る:ジャムやクロテッドクリームは一口サイズに割ったスコーンに都度つけましょう。
- 食べる時は一口サイズで:かぶりつかず、丁寧に。指についたクリームはナプキンでさっと拭き取って。
ちなみに、ジャム→クリーム or クリーム→ジャムの順番は、どちらでもOK。イギリスでも地域で意見が分かれるところなんです。
紅茶のマナーも“美しさ”の一部
アフタヌーンティーで忘れてはいけないのが、主役級の存在・紅茶。
- 注ぎ方:ティーポットは片手で持ち、反対の手で蓋を押さえないのがマナー。カップの7分目を目安に注ぎましょう。
- 飲み方:カップだけを持ち、ソーサーはテーブルに置いたままで。立食時はソーサーを左手で支えるのがスマート。
- ミルクの入れ方:「ミルク・イン・ファースト」派も「ティー・イン・ファースト」派も、自分の好みを大切に。
そして、スプーンで混ぜる時は“音を立てない”が鉄則。混ぜた後は、スプーンをソーサーの奥側に静かに置きましょう。
![]() | 【お得なクーポン配布中!】ポット付き ティーセット ポット500ml・カップ240ml ティーフォーツー ウェーブ 吉谷硝子(YF-1006W)大人気 お茶用品 オシャレ ハーブティー コーヒー お茶会 可愛い 北欧 きれい 新生活 ギフト価格:5038円 |
ドレスコードは“ちょっとおめかし”がちょうどいい
アフタヌーンティーは「非日常を楽しむ時間」。服装も空間の一部です。
- 女性:ワンピースやブラウス×スカートで、清潔感と上品さを意識。露出は控えめに。
- 男性:ジャケット×スラックスの“ジャケパンスタイル”が◎。ネクタイは不要でも、襟付きシャツはマスト。
足元はスニーカーやサンダルは避けて、ローファーやパンプスなどの落ち着いた靴でまとめると、より好印象です。
テーブルマナーのちょっとした気配り
- ナプキン:二つ折りで膝の上に。口元を拭くときは内側でやさしく。
- カトラリーの置き方:食事を終えたら、ナイフとフォークを「6時の方向」に揃えて置くと「ごちそうさま」のサイン。
マナーはあくまで“相手への思いやり”。美しく丁寧にふるまうことで、自分自身も気持ちよく過ごせます。
![]() | 【クーポン4種あり】クチポール カトラリー ゴア ブラック ディナー 6本セット (ディナーナイフ, ディナーフォーク, ディナースプーン 各2本) cutipol GOA 価格:8980円 |
まとめ|マナーは楽しむための“魔法のスパイス”
アフタヌーンティーは、決して“堅苦しいもの”ではありません。
大切なのは、基本を知ったうえでリラックスして楽しむこと。
丁寧な所作が、自分の気持ちも、同席した人の時間も、もっと豊かにしてくれます。
紅茶の香り、美しい器、会話のぬくもり。
そんなひとつひとつを味わいながら、日常をちょっと忘れて“優雅な午後”を満喫してみませんか?
