はじめに
肩や首のこり、寝つきの悪さ、なんとなく取れない疲れ。そんな不調を“自宅で手軽にケアしたい”という人の間で注目度が高いのがシャクティマット(Shakti Mat)です。
発想の源は、古くから知られる「ベッド・オブ・ネイル(釘のベッド)」にあると言われ、現代では安全なプラスチックの突起を並べた指圧マットとしてアップデートされました。
本記事では、仕組み・効果の見え方・使い方・選び方・注意点まで、“やり方がそのまま真似できる”レベルで徹底レビュー。最後に最短20分のルーティンも掲載します。

「寝るだけで疲れが取れる」って噂だけど、どうなの?
シャクティマットとは?
- 表面に「多数の円形ディスク(スパイク)」が並んだ布製マット
- 体を横たえると、無数の点で皮膚に刺激が入る→指圧のような圧刺激を広範囲に再現
- 目的:血行促進の体感、筋緊張のゆるみ、リラクゼーション、入眠準備のサポート
- 自宅で横になるだけなので、続けやすいセルフケアとして人気
※“5000年の歴史そのものの器具”というより、伝統的な発想を現代仕様に安全化したツールです。直接の系譜を断定するのは難しいようです。
仕組み:なぜ気持ちよくなる?
1) 皮膚刺激 → 末梢循環の変化(体感:ぽかぽか)
多数の突起が広範囲に分散圧をかけ、表層の血流が上がったように感じる人が多い。
結果として温感・軽さの体感につながりやすい。
2) 体性‐自律神経反射(体感:落ち着く)
皮膚への一定刺激は、自律神経に間接的に働き、交感神経の高ぶりが落ち着く体感につながることがある。
寝る前の“切り替え”に使う人が多い。
3) 注意の分散(体感:痛気持ちいい→ととのう)
最初はチクチク、数分で痛気持ちいいへ変化する人が多い。刺激に注意が向くことで余計な緊張や雑念が離れるのもポイント。
科学的には「鍼灸・指圧・接触鍼」に近いメカニズムが想定されますが、医療機器ではありません。
感じ方には個人差があります。
効果の見え方(エビデンスの強さを3段階で表示)
- ★★★:多くの人に再現しやすい/実感報告が非常に多い
- ★★☆:報告多数だが個人差が大きい
- ★☆☆:人によっては感じる・補助的
- リラクゼーション・入眠準備(★★★)
寝る前15〜20分で副交感神経優位の体感が得やすい。寝つきの助けとしてのユーザー報告が多い。 - こり・張りの軽減体感(★★☆)
肩・背中・腰まわりのこわばり感が抜ける体感。デスクワーク後や冷えやすい人に人気。 - ストレスの自覚軽減(★★☆)
チクチク刺激に意識を向けることで気分転換・気持ちの切り替えに役立つという声。 - 冷え対策の補助(★☆☆)
使用中~直後に温感アップを感じやすい。根本治療ではないが体感的な温まりが狙える。
いずれも治療効果の断定は不可。不調が続く場合は専門医へ相談しましょう。
正しい使い方(初心者→中級→上級)
スタートの合言葉:「薄手→素肌」「短時間→20分」
- 姿勢:マットを床に。初回は薄手Tシャツで背面をのせる(ベッドだと沈み、刺激が弱くなる)
- 時間:最初は5〜10分、慣れたら15〜20分。上限は30分目安
- 呼吸:ゆっくり腹式呼吸。3秒吸って、6秒吐く
- 終わり方:ゆっくり横向き→四つん這い→起き上がる
- 頻度:週3回から。慣れたら毎日でも可
部位別のコツ
- 背中全体:基本の置き方。肩甲骨あたりが気持ちよい
- 首~後頭部:専用ピロー or タオルで角度をつけて優しく(時間短め)
- 腰:反り腰の人は薄いクッションを腰下に入れ反りを減らす
- 足裏:立って踏むのは刺激強め。座り+足裏のせから
NG・注意
- 素肌は“慣れてから”(初回は布1枚)
- うつ伏せで腹部に長時間は避ける
- 痛みを我慢しない(タオルを一枚かませる)
- お酒を飲んだ直後、強い空腹・満腹時は避ける
安全ガイド(必ず読んで)
使用を避ける/医師に相談が必要なケース
- 皮膚疾患・炎症・傷・感染がある部位
- 出血傾向、抗凝固薬内服中、糖尿病で感覚鈍麻がある場合
- 妊娠中(特に腹部・腰部)
- 強い急性痛、椎間板ヘルニア急性期、骨粗鬆症で骨折リスクが高い場合
- 心疾患など持病があり不安がある場合
少しでも不安があれば医療者に相談を。医療的治療の代替にはなりません。
効果を底上げする小ワザ
- 入浴→15〜60分後に使う(体がゆるみやすい)
- 部屋を暗め+静かな音楽で入眠モード
- アロマ(ラベンダー等)で“落ち着く合図”をつくる
- 終了後は白湯でめぐりサポート
- 翌朝の軽いストレッチで“ほぐれ”を定着
種類と選び方(失敗しない3ポイント)
- 刺激レベル=ディスク密度
- 初心者:ディスク数が多い=1点あたりの圧が弱い
- 上級:ディスク数が少ない=1点圧強め
段階アップできるブランドが便利。
- 素材
- カバー:コットン/リネンなど通気性の良いもの
- ディスク:ABSやHIPSなど割れにくい素材、接着の確かさ(縫製・留め具)
- サイズ・付属
- 首用ピローは“気持ちよさ”がぐっと上がる
- 収納バッグは継続の味方。出し入れカンタンが正義
よくあるQ&A
Q. 最初は痛い。慣れる?
A. 多くの人が2〜3回で“痛気持ちいい”に変化。布を一枚挟む/短時間からがコツ。
Q. どの時間帯がベスト?
A. 就寝1〜2時間前が人気。朝は短時間で“スイッチ入れ”に。
Q. 何分が正解?
A. 目安は15〜20分。長くても30分まで。
Q. 子どもは使える?
A. 皮膚が敏感なので基本は大人向け。医師・保護者の判断で。
おすすめの20分ルーティン🌟
- 準備:薄手T+タイマー20分+白湯
- 設置:床にマット。座ってからゆっくり仰向け
- 呼吸:4秒吸う/6秒吐く×10サイクル
- 中盤:肩甲骨を小さく左右コロコロ→止める
- ラスト5分:目を閉じ、足先から順にゆるめるイメージ
- 終了:横向き→四つん這い→白湯→軽ストレッチ
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まとめ
シャクティマットは、“点の刺激を面で再現する”ことで、リラックス・入眠準備・こわばり感の軽減といった体感を得やすいセルフケアツール。
医療の代わりではありませんが、「おうちで続けられる気持ちよさ」は大きな魅力ですね。
まずは短時間×低刺激からスタートして、あなたに合う“ととのいポイント”を探してみてください。





