◆ はじめに
日本の伝統的な調理道具「せいろ」。
その素朴な見た目とは裏腹に、せいろで作る蒸し料理はとても奥深く、健康的で、そして驚くほど美味しいんです。
今回は、そんなせいろの効果や使い方、日常使いに役立つコツまで、徹底的に解説します!
「使ってみたいけど難しそう…」という方も、これを読めばすぐにチャレンジできるようになりますよ!

インスタとかでよく見るけど、「せいろ」ってどうやって使うんだろう・・・?
丁寧な暮らしって感じで憧れる!
◆ せいろを使う3つのメリット
① 油いらずでヘルシー!
せいろの魅力は、なんといってもノンオイルで調理できること。
揚げ物や炒め物に比べてカロリーを抑えられ、素材本来の美味しさを引き出せます。
また、蒸気で包み込むように加熱することで、食材がふっくらジューシーに仕上がるのもポイントです。
② 食材の旨味と香りを引き出す
せいろで蒸すと、食材の水分と香りを閉じ込めたまま調理できます。
たとえば、
- 野菜は色鮮やかで甘みが引き立ち
- 魚介は身が締まり、ふんわりとした食感に
味付けは最小限でも驚くほど美味しくなりますよ。
③ 栄養価がしっかり残る
蒸すという調理法は、ビタミンやミネラルの損失が少ないのも嬉しいポイント。
特に水溶性ビタミン(ビタミンB群やC)を多く含む野菜類は、茹でるよりも蒸す方が栄養を無駄なく摂れます。
さらに、木製のせいろは熱の伝わりが柔らかく、食材が焦げたり固くなる心配も少なめです。
◆ せいろの使い方 基本のステップ
1. 使用前に軽く水で濡らす
乾燥防止と耐久性アップのために、使う前はサッと水にくぐらせましょう。
※新品のせいろは、使い始めに空蒸ししておくとカビ防止になります。
2. 鍋にお湯を沸かして、せいろを重ねる
底が平らな鍋にお湯を沸かし、せいろをその上に乗せて使用します。
水は、せいろの底に触れない程度に。沸騰させてから食材をセットすると、蒸し時間が安定します。
3. 食材ごとの蒸し時間目安
- 野菜:10〜15分
- 魚介類:15〜20分
- 肉類:20〜25分
- 米やおこわ:20〜30分
蓋を開けると蒸気が逃げるので、途中でのぞかずじっくり待つのがコツ!
◆ ワンランク上の使い方テク
✅ 二段・三段で同時調理
時間差で蒸し時間が違う食材を上下に配置すれば、効率よく調理できます。上段は熱がやや弱いので、火の通りやすい食材向けです。
✅ 蒸し布 or クッキングシートで後片付けラクに
せいろの底に敷いておくと、食材のくっつきや汚れ防止になります。おこわや団子にも◎。
✅ 耐熱容器でアレンジ料理
茶碗蒸し、小鉢料理、おこわ、プリンなども簡単に作れます。器ごと蒸すことで、見た目も華やかに♪
◆ まとめ:せいろで毎日の食卓に“丁寧な美味しさ”を
せいろは、
という三拍子そろった調理法。
さらに、木の香りや食材の色合い、蒸気の立ち上がりなど、調理中から楽しめる“癒し効果”も抜群です。
日々のごはんはもちろん、週末のごちそうメニューや来客時のおもてなし料理にも大活躍!
あなたのキッチンに、せいろという新しい相棒をぜひ迎えてみてください。