はじめに
ころんと丸い姿で、見ているだけで癒される「まりも」。
北海道・阿寒湖のイメージが強いですが、実は日本各地や海外でも確認されている水生植物です。
特別天然記念物として保護される一方、100円ショップや通販でも手軽に購入できる人気者。
この記事では、まりもの正体から種類ごとの特徴、そして初心者でも安心して楽しめる飼い方まで、徹底解説します!

丸くてふわふわしてかわいいよね!動物じゃなくて、植物なんだね!
まりもの正体と不思議な特徴
まりもは、アオミソウ科マリモ属に属する緑藻類。
糸のように細長い藻が絡み合い、湖底の水流や環境条件によって自然に球体となります。
- 成長は超スロー:1年で数mm〜1cmほど。大きなまりもは、数百年を経て育った貴重な存在です。
- 光合成で生きる:餌は不要。太陽や照明の光でエネルギーを作り出すので、初心者でも安心。
- ぷかぷか現象:光合成で発生した酸素の泡で浮かび上がることがあり、まるで生きているような姿に魅了されます。
生息地と分布
代表的なのは北海道の阿寒湖。ここでは直径20〜30cmにもなる大きな球状のまりもが群生し、国の特別天然記念物に指定されています。
その他にも、琵琶湖、富士五湖、青森の小川原湖など全国各地で確認されています。最近では民家の水槽から新種が見つかったケースもあり、まりも研究は今なお進化中です。
まりもの種類と特徴
天然まりも
- 湖底の水流で自然に丸まったもの
- 成長に数十〜数百年
- 阿寒湖のまりもが代表格
養殖まりも(人工まりも)
- 人の手で藻を丸めたもの
- 市販品の多くがこれ
- 水流がないと形が崩れるため、時々手で整える必要あり
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地域別まりも
- フジまりも(山梨県):きれいな球状
- タテヤマまりも(富山県):苔のような姿
環境(水温・光量・水流)の違いで姿が大きく変わります。
国産 vs 西洋まりも
種類 | サイズ | 形状 | 密度 | 価格 |
---|---|---|---|---|
国産まりも | 小粒 | 球状で美しい | 高い | 高め |
西洋まりも | 大きめ | やや不規則 | やや低い | 安め |
まりもの飼い方【初心者向け】
必要なもの
- 透明な水槽(15〜30cm程度)
- 水道水(カルキ抜きが望ましい)
- 白砂や小石(緑が映えておすすめ)
- 水温計(あると安心)
※ろ過装置は必須ではありません。インテリア感覚で気軽に始められます。
水温・水質管理
- 適温:15〜25度(理想は15〜20度)
- 注意:30度を超えると弱るため、夏場は冷蔵庫で一時避難させるのも有効。
- 水換え:3日〜2週間に一度。新しい水は温度を合わせるのがポイント。
光と置き場所
- 弱い光でOK。直射日光はNG(高温の原因)。
- 室内の自然光や弱いLED照明で十分。
- 急激な温度変化のある場所は避ける。
お手入れ
- 表面が茶色くなったら、冷たい水で優しく洗う。
- 形が崩れたら、手のひらで転がして丸く整える。
- 生命力が強く、多少崩れても問題なく成長。
季節ごとの注意点
- 春:安定期。水換えと適度な光でOK
- 夏:最大の敵は高温。直射日光を避け、冷蔵庫保管も検討
- 秋:気温変化に注意
- 冬:耐寒性あり。特別な対策は不要
まりもとの共生と楽しみ方
相性の良い生き物
- ミナミヌマエビ
- ホロホロシュリンプ
- アカヒレ
- カノコ貝
ただし、まりもを食べてしまう生き物もいるため、基本は単独飼育が安心です。
アクアリウム活用
- ビンや器に白砂とまりも → インテリア性抜群
- 流木や石に活着させて → 水景デザインに変化
- 光合成の泡を観察する → 癒し効果◎
まとめ
まりもは、見た目の可愛さだけでなく、生命力や神秘的な生態が魅力。天然ものは国の保護対象ですが、養殖まりもなら家庭でも簡単に楽しめます。
- お世話はシンプル(水換え・水温管理・軽い洗浄)
- 強い光も餌も不要
- 長生きで、数十年単位で付き合える
インテリアとして、癒しアイテムとして、または自然保護のきっかけとして。まりもは、あなたの暮らしにそっと緑の安らぎを運んでくれる存在です。
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