
「ラブブ」って、あのうさぎみたいなキャラクターだよね?
人気の秘密を知りたい!
はじめに
ここ数年、日本の若者の間で急速に存在感を増しているキャラクターがあります。それが「ラブブ」。
中国発のぬいぐるみモンスターで、ウサギのような耳に大きな瞳、そしてギザギザの歯というインパクト抜群のビジュアルが特徴です。
BLACKPINKのメンバーがSNSで紹介したことで一気に注目を集め、いまや世界的なカルチャーアイコンとなりつつあります。
ラブブって何?
ラブブは、香港生まれオランダ育ちのアーティスト・カシン・ロン氏(龍家昇氏)が2015年にスタートさせたシリーズ「THE MONSTERS」に登場するキャラクター。
北欧の民話をベースにした物語に登場する精霊として設定され、いたずら好きで好奇心旺盛だけど、根はとても優しい…という二面性を持つ存在です。
中国のトイメーカー「POP MART(ポップマート)」が商品化を手がけ、当初は知る人ぞ知る存在でしたが、SNSやセレブの愛用をきっかけに爆発的な人気を獲得しました。
独特なキャラ設定と世界観
ラブブの魅力は見た目だけではありません。北欧神話に着想を得た“妖精の女の子”というストーリー性を持ち、かわいらしさの奥にどこか神秘的な雰囲気を漂わせています。
デザイナーの龍氏は「かわいさ」と「ちょっと怖さ」を共存させた世界観を表現。
ラブブは人によって見え方が異なり、それぞれが自分なりの解釈を持てるキャラクターとして設計されています。
POP MARTとラブブ
POP MARTは中国を代表するトイブランドで、ラブブを世界展開させた立役者。
ブラインドボックス(開けるまで中身が分からない)方式を用いた販売や、限定モデルの投入など、現代の消費者心理を巧みに利用して大成功を収めました。
売上は年300億円規模にまで成長し、株価ではサンリオを上回るほど。まさに“時代の寵児”といえる存在です。
ラブブが人気の理由
① セレブリティの後押し
BLACKPINKのリサやロゼをはじめ、リアーナやデュア・リパなど海外のスターたちがSNSで愛用を披露。
ステータスシンボルのように扱われ、ファッションアイテムとしての地位を確立しました。
② 「ブサカワ」な唯一無二のデザイン
ウサギ耳・大きな瞳・ギザ歯。従来の“かわいい”とは違うインパクトが、Z世代の感性に刺さりました。かわいさと不気味さの絶妙なバランスが「逆にクセになる」と人気に火をつけています。
③ Y2Kトレンドとの相性
2000年代風のY2Kファッションが再熱する中、バッグやアクセサリーに付けられるラブブはぴったり。
高級ブランドバッグにラブブを合わせるスタイルは、若者の間で“今っぽいおしゃれ”として定着しました。
④ Z世代の価値観にマッチ
「みんなと同じだけど、ちょっと違う」──そんな安心感と個性の両立を求めるZ世代に、ラブブは理想的なアイテム。
さらにブラインドボックス方式はコレクション欲を刺激し、SNSでシェアしたくなる体験を提供しています。
巧みなマーケティング戦略
ラブブの人気は、POP MARTの戦略にも大きく支えられています。
- ブラインドボックス効果:開封のドキドキ感が「体験価値」となり、複数購入を促す仕組み。
- 限定性の演出:レアモデルや数量限定品が市場価値を高め、プレミア化を生む。
- グローバル展開:原宿に1号店を出すなど、日本市場にもローカライズして浸透。
市場への影響と課題
ラブブはキャラクター業界に「ブサカワ」という新ジャンルを確立しました。サンリオ的な“正統派かわいい”とは違う路線が受け入れられ、多様性を広げています。
一方で、人気の裏で 偽物問題 や 供給不足による転売問題 も浮上。中国本土では一時的な“ラブブバブル崩壊”も報じられ、市場の安定性が課題となっています。
まとめ
ラブブは、香港発の「THE MONSTERS」から生まれたキャラクターが、セレブの影響やZ世代の感性に支えられ、瞬く間にグローバルアイコンへ成長した好例です。
「かわいい」だけではなく「ちょっと不気味」「クセになる」…そんな二面性が、SNSでの拡散やコレクション文化と噛み合い、今の若者文化を象徴する存在となりました。
今後は偽物対策や供給体制の改善などの課題を乗り越え、持続的に愛されるカルチャーアイコンとして進化していくかどうかに注目が集まります!
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